パンダ社長の「どやブログ」

至福の時(下)~渡し舟で『ミニ船旅』も 最後は温泉で汗を流す~

2016.12.05
カテゴリ : 日記
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       天保山渡船場の渡し舟

今回も山本コウタローの「岬めぐり」もじって「安治川めぐり」で軽やかに出発しよう。「安治川めぐりのパンダ号は走る。目の前に広がる青い海を楽しみ、深く胸に沈めたら、このサイクリングを終えて街に帰ろう」ということで安治川隧道を抜けて、天保山渡船場に向かいました。これは珍しく大阪市営で無料の渡し舟です(渡船の場合、船と書くより舟の方が似合うし風情があると思うので、あえて舟と書きました)。
 今は一日約900人の乗船客があるらしいです。乗船客の半分ぐらいは外国人なので驚きました。外国人の来る観光地でないのになぜかと考えたら、USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)や付近の工場の外国人労働者に思われ、しかも白人、黒人、ミュージシャン風、子供と、国境を渡る船みたいです。
 こんなことはガイドブックに書いてなくて、自分の目で見て初めて知りました。「書を捨てよ街に出よう」です。ところで渡船の運行時間は朝6時から夜の7時50分までで、時間帯にもよりますが30分間隔で運行しています。(詳しくはホームページを見てください)渡船は窓ガラスがなく、吹きっ曝しで潮風が顔に当たり、つかの間の舟旅が味わえます(約10分ぐらいの乗船かな)。床はフラットなので自転車やオートバイも楽々乗れます。しかもうれしいことに無料なんです。
 舟には3人の乗務員がいました。対岸にも3人ぐらいの管理人がいます。維持管理費も多大と思うのですが、橋をかけるより、長い目で見たらコスパになるのでしょう。大阪市民でも乗船したことがない人は多いのではないかなぁ? という筆者も初めてです。
 ここまで来たら安治川桟橋までもう一息です。「ここが終点」と言われてやっと来たという思いと、意外とあっけないなぁという思いが交差しました。桟橋の対岸から天保山の大観覧車が見えました。

大観覧車

           大観覧車

築港麺工房

ノスタルジックな建物


 グリコのビスケットをおやつにして食べながら海を眺めました。海にはグリコやビスケットがよく似合う(太宰治の「富嶽百景」の富士には月見草がよく似合うのパクリです)。
 後は帰りですが、同じ道を通らずに海遊館方向にハンドルを切りました。しばらく走ると急に人が大勢いて、ここが海遊館付近かと気付きました。もうすでに昼食の時間が過ぎていて、周りを見渡すと何か古ぼけたビルに「築港麺工房」=写真参照=と黒字に白文字で書かれた垂れ幕が見えて、麺好きの筆者が友人にここに行こうと誘いました。建物の入口には「商船三井」の銘板があり、このノスタルジックな建物の雰囲気が港にマッチしています。建物はベージュ色に年月を帯びて一部茶色になり、上部は蔦が絡んでいます。白黒写真で色をお見せ出来ないのが残念ですが、垂れ幕は写真と同じ黒字に白抜き文字です。オシャレな字で、なぜか飲食店では黒字に白文字は使わない。意外性があって面白い。ラーメン店の看板みたいに目立つだけの黄色に赤黒はセンスがない。変なことに感心しましたが、店の建物と看板は客を引き付ける要素です。
 土曜日ということもあり店内は混んでいましたが、少し待つと席が空き、セルフ式なので並んで注文のうどんを受け取りました。文字で表せないのですが「美味しい!」です。アホな女性アナやタレントは紋切り型で「美味しそう」と叫んだのを見たら腹が立ちます。「美味しそう」ではなくて食べてから「美味しい」と言うべきです。美味しくなかったら「美味しくない」と言えるか! グチっぽくなってすみません。そして気に入ったのが、オーガニックの不思議な味のお茶が飲み放題でポットに入っていました。ハッキリとは覚えてませんが、中南米産かのお茶で効能が○○○と書いてありました。うどんとはミスマッチングのようですが、そのミスマッチングがまた良いのです。
 食事のマナーとしては音を出して食べるなと言いますが、うどんは音を出して「ツルツル」と食べるのが正式な食べ方なんです。余談ですが、落語の時うどんを演じる時、うどんを食べる音を出さずに演じられますか。故立川談志は弟子に、うどんを食べる時は「ツルツルと音を出して食べろ!」と言ったと言われています。国によって、料理によって食べるマナーは違うのです。西洋料理には西洋式で良いのです。韓国では膝を立てて食べます。(日本では行儀が悪いと言われます)お国柄です。
 あまりゆっくりしている間もないので、速足で行かなければ日が暮れます。暗くなれば危険も増しますので頑張ってスピードアップします。しばらく走るとUSJの裏側に出て、ジェットコースターが見えます。裏側には従業員用の出入口があり、次から次へと従業員が出入りしています。その方々が裏方としてUSJを支えているのです。入口から遠く離れたところに出入口があるのはお客さまに現実を見せない、ファンタジックの世界にお客さまを陶酔させるためでしょう。夢を売る仕事だからです。でもハリーポッターの館の裏側は見えました。張りボテです。まさにハリーボテです(駄じゃれです)。現実を見てしまいました。桜島駅
 また走るとJR環状線の終点、桜島駅が見えて珍しくUSJ行き専用車両と従来のオレンジの環状線車両が並んでいました。これらを見られるのもサイクリングの面白さでしょう。それからは止まることなく大阪市北区に長柄西にある「天然温泉・なにわの湯」に向かいました。ここでサイクリングの疲れを癒すためと運動して汗をたっぷりかいたので下着を着替えるためです。本当に風呂につかればリラックスするし、筋肉をほぐれるし良いことづくめです。都会で天然温泉に入れるのはありがたい。
 サイクリングはほとんどお金もかからないし、町の風情にも直接触れるし、ジムでベルトコンベアみたいに脚を動かすのよりもペダルをこいだ方が楽しいし運動になる。お勧めします。アドバイスは自分の体力に見合った距離を走ってください。何もレースではないのだから。楽しみいっぱい、夢いっぱいで、至福の時でした。


 

 

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