パンダ社長の「どやブログ」

至福の時(中) ~川底トンネルを抜けて「泥の河」へ”時間旅行”

2016.11.25
カテゴリ : 日記
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河の屑物を拾う人

冒頭で申し訳ありませんが、ソルティー・シュガーの「走れコウタロー」という歌はご存知でしょうか。知らない方はユーチューブで検索してください。それをもじって「走れパンダ号、本命自転車をかきわけて、走れ走れパンダ号、走れ走れパンダ号、追い越せ引っこ抜けの気合で一路、安治川に向かいました、途中リーガロイヤルホテルや、大阪国際会議場を通り過ぎました。今はホテル戦争と言われるほどホテルが乱立している時代ですが、ホテルの数の少ない時代は、高級ホテルといえば「ロイヤルホテル」と関連されるぐらいです。ロイヤルホテルでパーティーがある。結婚披露宴があると聞けば胸躍るものがありました。そんな「想い出ぼろぼろ」になりながら走り続けました。
 そんなにぎわいのある市内中心部から、だんだんと庶民の町・西区に入り、川と海の潮の香りが混じった匂いがしてきました。途中に「泥の河」の舞台となった地、安治川に来ました、そこには宮本輝の文学碑が建立されています。でも安治川付近は昔の面影はほとんどありません。なぜ昔の面影と言いましたかは、ふっと遠い子供のころを思い出して、タイムスリップをしました。自転車の荷台に釣り道具を載せて安治川その付近に行くと、人々がザワザワ、ガヤガヤと、どこ行くともなく動いていて、一点を見つめていました。筆者がそこで目にしたのは、河の中を水中メガネをして片手にザルを持って潜っているオッチャンがいました。アクアラングはもちろん、シュノーケルも付けていないので、息の続く限り潜っていました。まあ男の海女さんみたいなものです。
 海と違い「泥の河」と言われるように確かに汚かった。今みたいに環境、環境なんて言わなかった時代で、河はまるでゴミ捨て場でした。何でも川に放れで、いろいろなものが流れていました。もちろん水の色は真っ黒でメタンガスもポコポコと発生していました。中国の河は汚いといいますが一昔前の日本も同じことです。ただ早く環境を良くしようという気持ちが大事なんです。
 周りの人も興味深く見ていたし、子供ながらも異様な風景なので、今も筆者の脳裏に焼き付いているのでしょう。幼児体験、三つ子の魂百までというように、赤ちゃんやらからとか、子供やからと、まだわからないやろうと、軽く見ないで習慣、教育は大事なことです。さて、そのオッチャンのことを皆「ガタロ」と呼んでいたことをはっきりと覚えています。なぜガタロというのか、辞書を引いても、ウィスパーサイトを見ても出てきません。これは、ひょっとしたら「大阪ことば」かなぁと思いつき「大阪ことば事典」を見ると出ていて、大阪ことばでした。「ガタロ」は大阪ことばで「河童」のことです。まさしくその姿は「河童」そのものです。上手く名付けたものです。
 インドのガンジス川で沐浴をし、そこは豚や荼毘(だび)に付した死骸も流されている情景を見て、よう病気にならないなあと今の日本人は思うが、抵抗力が付いているからでしょう。それと同じで、その「ガタロ」さんも同じでしょう。人間には免疫力があるのです。
 あまりに清潔好きの今の日本人は、免疫力が少なくなり外国へ行けば感染症になりやすくなっているのでしょう。テレビCMで「家のお風呂には、こんなにも細菌がいる」とか、汗臭いとか、いまや殺菌、脱臭のオンパレードです。行き過ぎたと思いませんか。論語に「過ぎたるは過ぎたるは猶及ばざるが如し」と書かれています。またまた話は蛇行しましたが、私たちのサイクリングは、ただ走る距離を伸ばしたり、スピードを競っているのではないのです。弥次喜多珍道中みたいなものです。と言ってもサイクリングをしているから、次に進んでいきましょう。 S_5035993796368
やっと安治川隧道(ずいどう)に来ました。ここは全国的にも珍しく、川の下を通る全長約81㍍のトンネルです。「海底」ならぬ「川底トンネル」なのです、写真のように人、自転車はエレベーターに乗って下に降りて行き、トンネルをくぐるのです。もちろん幅が狭いので自転車は押して行かねばならないのです。私たちも押して行きました。通路の中ほどにガードマンか保安員かのおじさんが立っていました。トンネル内の犯罪防止か自転車のマナー違反の注意をしているのでしょう。おじさんは立ってるだけなので、退屈だろうと思い気を利かせて声をかけました。親しみのある言葉で「おっちゃん何でこの中は涼しいのんか、クーラーでも入っているんの?」と聞くと「クーラーは入ってないよ、川の下だから涼しいんや」という答えでした。なるほど川の下は天然クーラーでした。
 S_5035993743734またまたアホな疑問が湧いてきました。なぜ「安治川トンネル」と書かないで「隧道」と名付けるのでしょうか。筆者だけかもしれませんが「隧」が読めなかったから辞書で調べると、隧道(すいどう)もしくは(ずいどう)と読むのです。①の意味は、トンネル。②の意味は「棺を埋めるために、地中を掘り下げて墓穴に通じる道。墓道(デジタル大辞典より)。これはアカンやろ。取り越し苦労かもしれませんが、トンネルが決壊したら墓穴に通じる道になるで。
 トンネルという適当な感じが見当たらなかったのでしょう。何でも横文字もどうかと思いますが、適当な漢字がなければ、発音をカナ表示にしたら良いのです。日本には中国と違いカナ文字があるから本当に便利です。例えばマクドナルドは「麦当劳(マイタンロウ)」です。ミッキーマウスは「米老鼠(ミィラオショー)」。中国語の発音のカナ表示は難しいですが、あえて書きました。参考まで。グローバルの時代、どんどん外来語が入って来るので、中国国務院で決めるかどうかは、本当のところは知りませんが、中国語に当てはめるのは大変だと推察します。
 自転車をエレベーターに乗せて、地上に上がりました。いよいよ次に天保山渡船場へと浜風を浴びながらパンダ号は爽快に走りました。(次号に続く)

至福の時(上) ~ママチャリで迷走の旅 陶磁器の名品に出会う~

2016.11.17
カテゴリ : 日記
ママチャリ『パンダ号』

  ママチャリ『パンダ号』

今の自分の「至福の時」ってどんな時かなぁと思い考えてみました。それは 休みのときにサイクリング友達と行くことでしょう。きっかけは単純なことで始まります。故事に有るように「馬には乗ってみよ。人には添うてみよ」を実践しただけです。まあ一言で言えば。お調子者なんです。友人にサイクリングに行こう、と声をかけられて 自分も車ばかりで運動不足なので、やってみようと思い二つ返事でOKしました。よく退職された方が毎日1時間歩いていると聞きますが、引退もしていないし、そんな毎日毎日継続する精神力はありません。友人に誘われたから始めたのです。正しく「牛に引かれて善光寺参り」です。でも友人のような立派なサイクリング車は持っていません。変則ギアは付いていますが、中古のママチャリです。この前かごに、風呂の用品や水、カメラを入れています。結構重くなりますし、見た目は汚いでしょう。でも無いのだから仕方ない。道具から入るという人がいますが、嫌になったら無駄になるから、取り合えずは、このママチャリ『パンダ号』かにのスタートです。すぐに長距離は走れないので、まずはトライアルとして10キロ走行を友人指導の下しました。次は25キロ走行しても足もつらないし、で自信をつけて、欲が出て約42キロ走ろうということになり、この42キロ走行の迷走珍道中を今から、あっちいったり、こっちいったりで迷走しながら書いてみます。人間って慣れるのかエラいもので、初めは10キロでも、えらく遠く走ったなあと思ったものですが、25キロ走っても、こんなものかと自信がつきます。もちろん体力の限界がありますが、一つのハードルを越えられたら、自信が付き、2つ目の難関のハードルは越えられます。説教がましいことを言いますが、仕事も同じこと、一つのハードルを越えたら次の難しいハードルに挑戦してください。出来ますから。体も精神力も付いてきます。諦めたらエンドです。ネバーギブアップです。

東洋陶磁美術館の中国語版パンフレット

  東洋陶磁美術館の中国語版パンフレット

では、ママチャリ『パンダ号』42キロ走行スタート。華々しく言っても、どう見てもサイクリング行くように見えません。近所のお風呂屋に行くみたいで、同行してくれる友人には恥をかかかすようで申し訳ないです。サイクリングの基本は安全運転です。先ずは自転車専用道路を選び走ろうということになり、遠回りしても安全第一です。健康運動の為にしているのですから、それに自転車保険にも入ってください。自転車は転ぶから(自分で転ぶと書きますから)「転ばぬ先の杖」です。

まずは大阪城公園らは自転車専用道路があります。大阪城見ながら、真田丸の気分になって一路、中之島方面に向かって走ります。そこは有名な中之島公会堂があります。地震や老朽化したので、建物の形は同じようにして建て直しました。仕方が無いことですが、長年の風雪に耐えたレンガの重みがなく、軽くなったような気がします。重厚さとは人も建物も同じですが長い時間が必要なんでしょう。その手前には、大阪市立東洋陶磁美術館があります。偶然にも急に、にわか雨が降り出して、雨宿りのつもりで仕方なく美術館に入りました。この美術館の成り立ちは元安宅産業という商社があり、経営破綻しましたが、社長のコレクションの美術品の陶磁器が残り、大阪市に寄贈されて市立美術館を建てました。 「虎は死して皮を留め人は死して名を残す」と言う故事のごとく、安宅産業は破綻したが、陶磁器を残し、安宅コレクションと言う名を残しました。美術館には多くの外国人の方が来られるのか、中国語、韓国語、英語版のパンフレットがあり、中国語版のパンフレットを持って帰りました。パンフレットの写真は小さくて見え難いですが、重要文化財、国宝級のものもたくさん展示されています。私は陶磁器には造詣が全くありませんが、純粋に美しいな!すごい、どうして作るんやろう!と感嘆しました。個人的な感想が、工芸的な技術は、昔の方が優れているように思えます。このような素晴らしい美術品を見られたのもね雨が降るというまさに「禍転じて福となす」でしょう。それに自転車と言う手軽な乗り物に乗っていて手軽に止めれたからでしょう。(ちなみに、大阪市民で65歳以上なら無料ですから、これに各当する方は散歩かてらに行っててください。)館内は美しいし、見学者も少ないし、展示物は多いし、穴場ですよ。テレビ番組のお宝鑑定団を見られる方には参考になります。鑑定力をつける、目を肥やすには本物を見ることです。おんがくを聴くにも、高い入場料を払っても一流の人のコンサートに行った方がためになると私は思います。一流と言われる人には、やはり飛び抜けた何か才能があります。「安物買いの銭失い」は本当です。くどくどと言いましたが、見学している間に雨も止み、一路堂島に向かい、それを越して宇治川方面にレッツラゴーです。中之島の川を「ダックツアー」と言う水陸両用車が進んでいたので写真に撮りました。私も一度乗りましたが、これは面白い。是非、大阪を訪れたお客様の観光の一つに入れられたら きっと喜ばれます。          

大阪ダックツアーの水陸両用バス

    大阪ダックツアーの水陸両用バス

 

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